思考の障害/看護師受講案内
思考は人間の精神機能の中心的要素であり、観念と観念を結びつけ新たにそれを展開させる機能である。
思考過程の異常
1.滅裂思考・・・観念の間の連合が失われる連想弛緩の著しい状態。 2.思考途絶・・・思考が突然中断されるという体験をいう。さらに思考が奪い取られたと体験される場合は、思考奪取という。 3.常同思考・・・意図や感情の伴わないまま特定の思考が繰り返されるかたちの思考異常。 4.思考抑制・・・思考過程が停滞し新たな展開が得られない状態をいう。うつ状態でみられる。 5.観念奔逸・・・注意の転動性の亢進のため観念がつぎつぎにあふれでて多弁・饒舌となる。躁状態で見られる。
妄想
妄想は内容が現実にありえないこと、それに確信を抱いて論理的な説明で訂正されないことが特徴である。
1.被害妄想・・・自分が被害を被っているという内容の妄想。これには、被毒妄想、追跡妄想、注察妄想などが含まれる。 2.関係妄想・・・特定の事象を自分に関係があるとする妄想。 3.誇大妄想・・・自分に特別に高い価値や能力があるという妄想。血統妄想、発明妄想も含まれる。 4.微小妄想・・・自分が財産・持ち物を失ったとか、何の価値もないものだとか言う内容の妄想。心気妄想、罪業妄想がある。
