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人工臓器の器機の故障、事故の危険性

 

器機の故障および事故の危険性

特に生命に直結する人工臓器を持つ場合に問題になる。  透析を受けている患者では、透析装置とブラッドアクセス(血液の出入り口)との経路などに事故が起こると、患者は生命を脅かされる。 また、ペースメーカー装着の患者では、電極の離脱・破損などによって、調節されていた脈拍数が減少することもある。近年は電子工学をはじめとする科学技術の進歩に伴い、ペースメーカーの設計も改良され電磁気的な干渉による問題は減少し、ペースメーカー装着患者も原則として日常生活の制限はなくなった。

しかし、いくつかの電磁気的干渉源として、高エネルギーのレーダー、テレビやラジオの送信器、工業用電気溶接器、病院で使われているある種の電気焼灼器などによってペースメーカー刺激が妨害されることがある。最近は、携帯電話の微弱電波で誤作動することも分かってきた。誤作動が起きても電話機を遠ざければ機能はすぐに回復するが、生命に直結する心臓だけに、自己に対する患者の不安は大きいだろう。

人工臓器の安全性・信頼性は、他の一般の機器とはまったく別の意味の厳密さが要求される。